全国労働衛生週間の取り組みのひとつとして、従業員への研修を挙げられる事業所も多いと思います。
一方、「教え方」を学んだ経験をお聞きすると、多くの方は「学んだことはない」、「カンやセンスで」と答えられますがみなさんはいかがでしょうか。
このコラムでは、産業医科大学の柴田准教授による「教え方の技術」を3回シリーズで掲載いたします。
経験やセンスを重んじながらも、それを下支えする「効果・効率・魅力的な教育のセオリー」をわかりやすくお伝えしていきます。
【執筆:柴田 喜幸(しばた よしゆき)先生】
プロフィール
産業医科大学 産業医実務研修センター准教授
熊本大学大学院教授システム学専攻博士後期課程にて、鈴木克明教授に
師事し、教育設計学(インストラクショナル・デザイン)を学ぶ。
社会人教育を行う企業で、営業・開発・事業責任者を経て、2008年より
産業医科大学 産業医実務研修センター 准教授。医師・保健師・企業の
方々等を対象に「教え方を教える」ワークショップを行うほか、併行し
て東京医科歯科大学院、熊本大学大学院、広島大学等の非常勤講師を歴任。「産業保健スタッフのための教え方 26の鉄則」(中央労働災害防止協会)等
多数の著書がある。