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AMAROK経営者健康あんしんアクションプロジェクト
AMAROK経営者健康あんしんアクションプロジェクト
導入

中小企業経営者や個人事業主の心身が健康であることは、事業を行っていくうえで重要なファクターです。しかし、中小企業経営者や個人事業主の健康に関する調査はこれまでほとんど実施されていませんでした。

あんしん財団では、フランスに本部を置くAMAROK(中小企業経営者健康問題支援機構)が実施してきた研究手法により、大妻女子大学と共同で中小企業経営者や個人事業主の健康・メンタルヘルスについて調査・分析を行い、得られた知見をもとに経営者自身の健康に役立つ情報を発信するとともに、先行するフランスのAMAROKと調査結果の比較を行い国際的な研究活動を支援しています。

AMAROKとは

AMAROK(中小企業経営者健康問題支援機構)について

フランス・モンペリエ市に本部を置く中小企業経営者と個人事業主の健康問題を取り扱う研究組織です。「中小企業の最大の資産は経営者の心身の健康である」と提唱する、モンペリエ大学経営学部教授のオリビエ・トレス氏により設立されました。
中小企業経営者が健康を害することは、すなわち企業存続のリスクそのものです。
AMAROKでは、中小企業経営者の心身の健康状態を把握(電話調査)し、その改善の提案を行っています。現時点では、経営者は「病気を生み出す要因」と「健康を生み出す要因」の2種類の要因をもっており、2種類の重さを図る「てんびん」を常に、ポジティブに健康を生み出す要因の方に傾けておくことがよい、としています。

AMAROK JAPANについて

AMAROK JAPANについて

AMAROK(中小企業経営者健康問題支援機構)の日本支部です。

AMAROK JAPANでは、フランスAMAROKの活動・研究の紹介や、日本での実態調査にもとづく中小企業経営者や個人事業主の健康問題・悩みなどを対象にした日仏共同・比較研究を行っています。

共同研究者からのメッセージ

「AMAROK経営者健康あんしんアクションプロジェクト」調査概要

2017年3月より、あんしん財団、大妻女子大学、AMAROK JAPANと共同で中小企業経営者へ電話インタビューによるアンケート調査(1回15分)を約1年間にわたり計5回実施。
この調査研究は、フランスでは2011年から、日本ではフランスと並行して2016年から実施されました。

<日仏共同調査> 実施期間:日本2017年3月~2018年5月、フランス2011年~2019年7月

第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
日本
391人
340人
324人
315人
285人
フランス
313人
257人
170人
475人
475人

共同研究者からのメッセージ

>尾久 裕紀

尾久 裕紀(おぎゅう ひろき)

大妻女子大学 人間関係学部 教授
AMAROK JAPAN代表
成城町診療所院長
企業産業医、精神科コンサルタント

「健康課題の改善は、長い目で実践することが大切です」

中小企業経営者は、一般労働者より心身ともに健康といえますが、持続的なストレスがかかると限界を超え、健康障害が発症します。予防のためには、そのリスク要因を軽減し、防御要因を強化するとよいでしょう。
具体的には、最も重要な睡眠や食事、運動の時間を確保すること、次に、家族・仲間と過ごす時間を大事にすることです。いざという時に頼れる人がいることは、ストレスの緩衝要因となります。仕事面では、時に人に任せることも必要です。そして常に大志を抱き、仕事に励むことが健康の秘訣といえるでしょう。

亀井 克之

亀井 克之(かめい かつゆき)

関西大学 社会安全学部 教授
AMAROK JAPAN事務局長
日本リスクマネジメント学会副理事長

「経営者の潜在的な健康リスクを再確認しましょう」

3年間の日仏共同研究で、自分の裁量で仕事に取り組める中小企業経営者の方が、一般の人より健康的であることがわかりました。一方、中小企業経営者は頑張りすぎて健康を損なう可能性もあります。中小企業は経営者への依存が高い分、経営者の健康は経営に直接影響を及ぼします。
リスクマネジメントの観点では、経営者の健康リスクは①隠れている、②変化する、③繰り返す、と考えられます。リスクの特定→想定→対応という流れで、健康を損なう要因を特定し、病気が経営に与える打撃を想定し、リスクへの対応として健康管理を怠らないことが大切です。
経営者がしっかり睡眠をとる。食事に注意する。健全な気分転換の方法をもつ。相談相手と話す。笑う。歩く。こうした何気ない日常の取り組みが大きなリスクマネジメントなのです。

オリビエ・トレス

オリビエ・トレス

モンペリエ大学 経営学部 教授
AMAROK創設者、代表

「調査にご協力いただいた日本の中小企業の経営者に感謝申し上げます」

中小企業の最大の資産は経営者の健康です。フランスの調査では、起業すること、中小企業を経営することは、心身の健康に良い影響を及ぼすことがわかっています。でも、つい無理をして健康を損なう可能性もあります。今回、日本での調査が実現し、中小企業の経営者の健康に関する世界で初めての国際比較調査を実施することができました。調査にご協力いただいた日本の中小企業の経営者の皆さまに感謝申し上げます。

Coming Soon

経営者の健康に役立つ 研究コラム


私はAMAROK JAPAN代表として、中小企業経営者や個人事業主の健康・メンタルヘルスについての調査と分析、それを踏まえた日仏での比較を行い、その研究成果を発表してきました。
今回、あんしん財団の「こころの“あんしん”プロジェクト」のサイトに、「経営者の健康に役立つコラム」執筆の機会をいただきました。
今までの研究の成果も踏まえながら、中小企業経営者や従業員の皆さんに役立つような内容をさっと数分で読めるように簡潔にまとめて連載したいと思います。
お仕事の合間のちょっと手の空いたときにお読みいただいて、少しずつでも参考にしていただき、皆さんの身体と心の健康づくりに役立てていただければ幸いです。

尾久 裕紀(おぎゅう ひろき)
大妻女子大学 人間関係学部 教授
AMAROK JAPAN 代表
成城町診療所 院長
企業産業医、精神科コンサルタント


レポート

レポート

  • シンポジウム
    「中小企業経営者の健康マネジメント~日仏共同研究より~シンポジウム」が開催されました

    あんしん財団が取り組んできた、AMAROK JAPANとの共同プロジェクト「中小企業経営者の健康の日仏比較」という調査・研究テーマが注目を集め、日本経済新聞社の主催で、2018年11月15日(木)・16日(金)にシンポジウムが開催されました。当日の様子や詳しい内容を紹介していきます。

  • セミナー
    「中小企業経営者の健康とアントレプレナーシップ」2017年6月7日開催

    中小企業経営者が健康であることの大切さ、アントレプレナーシップの本質はどこにあるのかヨーロッパでの研究やフランスAMAROKによる調査を踏まえて講演されました。

論文

研究論文

「AMAROK経営者健康あんしんアクションプロジェクト」では、研究成果の論文発表を行っています。 以下の研究論文について、『J-STAGE(※)』でご覧いただくことができます。ぜひご覧ください。

「日仏経営学会誌」第37号、2020年6月、p.1-13 (Kamei, Ogyu, Guiliani, Torres)

Gestion de la santé des dirigeants de PME
 Comparaison France-Japon
 https://doi.org/10.32233/sfjg.37.0_1

 

日本リスクマネジメント学会誌「危険と管理」第51号 2020年4月、p.210-222 (亀井克之 尾久裕紀 金子信也)

中小企業の事業継承と経営者の健康 日仏共同調査より
 https://doi.org/10.32300/jarms.0.51_210

日本リスクマネジメント学会誌「危険と管理」第50号、2019年6月、p.33-39 (亀井克之 尾久裕紀 金子信也)

中小企業における健康経営と経営者の健康 日仏比較研究より
 https://doi.org/10.32300/jarms.0.50_33

 日本経営学会第91回大会、2017年8月31日~9月2日、経営学論集第88集「公共性と効率性のマネジメントーこれからの経営学ー」(亀井克之)

(03)中小企業経営者の健康資産 ー日仏比較研究ー
 https://doi.org/10.24472/abjaba.88.0_F3-1

 ※J-STAGEとは?
 「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE)は、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営する電子ジャーナルプラットフォームです。J-STAGEは、日本から発表される科学技術(人文科学・社会科学を含む)情報の迅速な流通と国際情報発信力の強化、オープンアクセスの推進を目指し、学協会や研究機関等における科学技術刊行物の発行を支援しています。 現在J-STAGEでは、国内の1,500を超える発行機関が、3,000誌以上のジャーナルや会議録等の刊行物を、低コストかつスピーディーに公開しています。 J-STAGEで公開されている記事のほとんど*は、PCやタブレット、スマートフォンを利用して、世界中から誰もが閲覧できます。無料のアカウントサービス「My J-STAGE」に登録すると、よく使う検索条件を保存したり、お気に入りの資料について最新号発行の通知を受け取ったりすることができます。 *認証付き記事(各発行機関から許可を受けたユーザーのみが閲覧できる記事)を除く